まだ進路が曖昧だった高校2年生の夏、学校で三者面談がありました。
「この位のレベルの大学に行きたいです」
と漠然とした進路希望を先生に話していた私の隣で、母親が突然…
「夫と話してみて、海外留学させるのもありかなぁと考えていました」
と口を開きました。
当の本人が聞いたことも無かった両親の提案に、その時は
「留学なんて無理だ!ありえない!」
と咄嗟に思いましたが、その日の夜からから 「留学」の2文字から頭から離れませんでした。
英語を学びたい、日本では味わえない経験をしてみたい、親から自立したい、外国人の友達をたくさん作りたい、などたくさんの海外留学の魅力が私の思いを強くしていきました
が…
3姉妹の長女という立場上、欧米留学にかかる費用をみて驚き、半ば諦めかけていました。
が、やっぱり「留学」が頭から離れません。
もっと安い留学先を見つけようと思い、ベースをアジアに絞って情報収集をしました。そこで見つけたのがマレーシア留学。費用も欧米と比べると破格だし、なによりも、以前父親の転勤で4年間住んでいたことがあり、とても良い国だということを知っていました。なので、
「ここしか無い!!ここで大学生活を送りたい!」
と即座に思いました。両親も賛成してくれて、私のマレーシア留学が決まりました。